「明石家さんま」さんに学ぶ、コーチングのテクニック
「明石家さんま」さんが、常に好感度タレントランキングで上位であるという事実は驚くに値しないだろう。では、なぜ彼はあれほど好感度が高いのだろうか。
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彼の持っている高いコミュニケーションスキルを我々が盗むことで、ビジネスに活用できないだろうか。1週間に10本近いレギュラーを抱えている彼の人気の秘密に迫り、彼のナチュラルコーチングの技術を分析する。
●「傾聴」に関して、ズバ抜けた才能を持つ
明石家さんまのくったくない笑顔、いやみのないトーク、女性からも男性からも愛されるキャラクターはどのようにして作られるのだろうか。
私がコーチング研修を開催する際、必ず参加者からこんな質問がくる。「コーチングを実際に職場でやるにはどうしたらよいでしょうか?」
コーチングの有効性を認識し、理論を学ぶことはできても、いざ職場に帰ってから実践することに不安を覚えるのだ。実際に使えるようなリアルなコーチングをしている人はいるのだろうか? こんな疑問に答えるとき、いつも「明石家さんま」さんを例に出す。
彼こそがコーチングの天才です。明石家さんまさんのトーク番組を見てください。
彼はたった数分間の間に「傾聴」「承認」「質問」を繰り返す。特に「傾聴」に関してはズバ抜けた才能を持っている。その秘密は、彼の「共感性」にある。
実際の番組、「さんまのまんま」を思い浮かべてほしい。あの番組は彼にとって、彼の才能をいかんなく発揮できる、いわば「ホーム」である。数分の間に傾聴、オウム返し、言い換え、要約を行っている。これがゲストのトークを弾ませて、普段のテレビでは見れないゲストの素顔を引き出しているのだ。それによって、見ている視聴者へ、あたかもその場所にいるかのような共感性を与え、好感をもたれるのだ。
実際のゲスト(女性アイドル)との会話を事例にとってみる。
さんま「彼氏に、そうやって料理作ってあげるんだぁー」(クローズドクエスチョン)
ゲスト「いえ、彼氏いませんから」
さんま「え? 彼氏おらへんの? ありえへんわー。俺やったら、絶対ほっとかへんわー」(オウム返し+承認)
ゲスト「さんまさん、誰か紹介してください」
さんま「えー、どんなタイプの男性が好みなの?」(オープンクエスチョン)
ゲスト「さんまさんのような方がいいですー」
さんま「ひえー、むちゃくちゃうれしいけど、俺なんかより、○○ちゃんやったら、いい男いくらでもおるやろー」(承認)
ゲスト「そんなことないですよー。でも、面白くて優しい男性で……芸能人でない方がいいですね」
さんま「へー、○○ちゃんは、普通の人がいいんだー」(要約、言い換え)
さんま「俺が芸能人でなくて、20年若かったらなー(悔しがる)。……ってただのおっさんやろ!」(承認)
上記のやりとりは、実際の放送番組で明石家さんまさんがよく、女性アイドルなどのゲストに使う、相手の本音を引き出すテクニックである。
●基本スキルは同じ
本人は意識していないのかもしれないが、アイドルがあのアットホームなスタジオに出演し、ここまで共感されたら、盛り上がるのも当たり前だろう。
また、一部の女性ゲストで泣く女性がいるが、あれはあれで、明石家さんまさんの絶妙なテクニックだ。無論、彼のテクニックは、アイドルのみならず、芸能界の大御所陣でも力を発揮する。
相手が年上でも年下でも、どんなに地位の高い方でも低い方でも、すべて個別対応で傾聴、承認、質問のレベルを変えて対応している。
しかし基本スキルは同じである。彼の素晴らしい点は、ゲストの情報をよく知っている点だ。ゲストによっては昔の思い出や、趣味や芸風などの美点をよく見ている。つまり、さまざまな環境で人の美点を凝視している点だ。これによって、彼の承認は絶大な威力を発揮する。
ゲスト「えっ? さんまさん! なんでそんなこと知ってるんですか?」
さんま「そりゃ知ってるわー、だって、君の大ファンやねん」
こんな会話がなされたらゲストは嬉しくて仕方がない。無論、視聴者も楽しいだろう。
是非、彼の傾聴、承認、質問の一部でも盗んでいただき、まずは家族や友人から少しずつ試してみてはいかがだろうか。必ず効果が出るはずである。(葛西伸一)
少し前の記事になるが、web上でなくなってしまう前にコピペ。
役立ちますよ!
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